プログラマー 履歴書の例と書き方ガイド

プログラマーの履歴書におけるサマリー例: 全体像

あなたが夢の仕事であるプログラマーに最適な候補者であることを、わずか数秒の間に素早く印象づける必要があります。このセクションでは、あなたの最大かつ最も関連性のある業績のサマリーから始めます。最初のサマリーの準備段階として、自分自身でブレインストーミングをするのも効果的です。

履歴書のサマリー（プロフィールや自己紹介文としても知られています）では、これらの業績について簡潔に述べると同時に、ほんの少しあなたの自慢をすることになります。誇張するのではなく、自分の仕事上の業績に対する誇りを示すのです。また、ここは履歴書の中で唯一、創造性を発揮できるセクションです。創造性はプログラマーにとって重要なスキルですので、このセクションで際立つようにします。

職務経歴の例

ここで最初の判断は、あなたのキャリア実績が従来の職務経歴セクションとプロジェクトセクションのどちらに適しているかということです。以下の質問に答えて判断してください。

1. あなたは自営業ですか、それともキャリアをスタートしたばかりですか？オープンソースソフトウェアやクラウドソーシングなどのOSS活動に貢献していますか？もしそうなら、週40時間労働以外の仕事について詳しく説明できるよう、プロジェクトのセクションに力を注ぎましょう。
2. あなたのキャリア経験のほとんどは、会社員として働いてきたものですか？もしそうなら、たとえ社外でのプロジェクトを織り込む必要があるとしても、職歴のセクションを作成すべきです。
3. あなたのキャリアは、請負契約と正社員の両方がありますか？その場合は、スペースが許す限り、職歴とプロジェクトの両方のセクションを設けるとよいでしょう。あるいは、数は少なくても重要で複雑なプロジェクトであれば、職歴のセクションに組み込んだほうがよいでしょう。

前のガイドでご紹介した「プログラマーに最適な履歴書フォーマットの選択」をもう一度見直してみるのもよいでしょう。

いずれにせよ、職歴とプロジェクトのどちらのセクションを選ぶにせよ、複雑化するコーディングプロジェクトに取り組む中で、あなたがいかに学び、成長してきたかを採用担当者に示す必要があります。

職務経歴

職歴のセクションは、日付の入った過去の勤務先の見出しの下に、職務経験を箇条書きでリストアップします。日本形式では時系列で、世界標準形式では直近の仕事から逆時系列で記載します。

各職務を説明する際、単純な職責の羅列は避けましょう。これまで取り組んできたプロジェクトで、困難な課題をどのように解決したかを説明します。

アメリカのサイトのInc（英語サイト）.のインタビュー記事によると、Googleの採用担当者は「[Z]をすることにより[Y]の尺度で[X]を達成した。」という形式の記載を推奨しています。もう1つの同様のアプローチは、あなたが何を達成し、どのようにそれを達成し、そして転職先やクライアントへ利益を示すために、どのようなデータや指標を提供することができるかを考えることです。

動作を表す言葉や状態・性質を表す言葉を使い、あなたのプロフェッショナルな特性を表現しましょう。ATS（採用管理システム）のアルゴリズムを活用するために、キーワードやフレーズを有機的に配置するようにします。これは、あなたが献身的で才能に溢れ、実績をチームにもたらすことを、採用担当者に証明するものであることを忘れないでください。

学歴の例：学校教育プラストレーニング

コンピュータープログラマーの多くは学士号を取得していますが、準学士号でも採用される可能性はあります。まれに、正式な学歴が全くなくても、プログラマーの履歴書とポートフォリオが非常に素晴らしいものであれば採用される場合があります。

今日、多くのコーダーは、コーディングを学ぶことだけに焦点を当てたブートキャンプに参加しています。また、コーディングは、言語やその他のツールが変わるたびに、頻繁に更新する必要があるスキルです。時系列・逆時系列形式のいずれかのフォーマットを利用する際、このセクションには、トレーニングセミナー、コーディングクラス、またはその他の専門的な能力開発を修了したことを記入します。

より包括的で高給なキャリアアップを目指すなら、Web開発者向けのガイドと履歴書の例をご覧ください。また、その他の統計、最も需要の高いプログラミング言語とスキル、その他の素晴らしいヒントも掲載しています。

転職したばかり、またはプログラマーとしてのキャリアをスタートさせたばかりの方は、このセクションで職務に最も関連性した授業を分けて記載することを検討してください。また、あなたが取得した賞、栄誉、証明書もリストアップしましょう。また、輝かしい学歴を持ち、新卒で仕事を探している場合は、学歴セクションをプロジェクトセクションより上に移動させるとよいでしょう。中途採用の場合は、職歴があなたのプログラミング能力を示すので、学位の簡単なリストで十分です。

スキルセクションの例: 転職先が求めるものを提供する

様々な方法で強調されたスキルのリストは、履歴書の核となるものです。自分のスキルについて考えることから始めると、履歴書を書くための基礎ができます。まず、その仕事に関連すると思われるスキルだけでなく、自分の持っているすべてのスキルを制限することなく、できるだけ長いリストとして作成します。また、プロジェクト、チャレンジしたこと、成果もリストアップします。このマスターリストは参考資料として手元に置き、自分の経験が増えるにつれて追加していきましょう。

スキルセクションは、各職務内容に合致するあなたの才能の全体像です。ワードクラウド（文中で出現頻度が高い単語を複数選び出し、その頻度に応じた大きさで図示する手法）やリスト分析を使って、ここに追加する5～10個のスキルを決定します。このセクションは簡単にカスタマイズできますので、新しい仕事に応募するたびにアップデートすることを怠らないようにしましょう。採用側企業の多くは、ソフトスキル、つまり、あらゆるキャリアの労働者が成功するために必要とする対人関係や組織的なスキルを求めています。プログラマーのラーニングサイトGeeksforGeeks（英語サイト）は、プログラマーに必要な4つのソフトスキルを挙げています。

1. 忍耐力
2. 細部へのこだわり
3. 創造性
4. 学びへの意欲

ソフトスキルには、コミュニケーション、組織力、モチベーションなど、チームや所属企業への貢献度を高める習慣や資質も含まれます。コンピュータプログラマーやソフトウェアエンジニアはヒューマンスキルに欠けていると思われがちですが、高い心の知能指数（自分を理解し、他者に共感する能力）は、あなたを他の人と差別化することができます。競争相手はアウトソーシングされた人材であり、外国にいるなどで時間帯が離れている可能性もあるため、迅速な意思疎通が難しいからです。

また、スキルリストを作成する際には、その能力を過去の仕事でどのように使っていたかという具体例を加えることも検討してください。職歴を記入する際に役立ちます。もちろん、エレガントなコードを書くために必要なハードスキルもおろそかにしてはいけません。ソフトウェア開発者のコミュニティであるDevでは、プログラマーに必要なテクニカルスキルとして、以下のものを挙げています。

1. プログラミング言語とフレームワーク
2. データベース
3. データ構造とアルゴリズム
4. ソース管理
5. テスト

より高度なスキルはATSのランキングを上げる可能性が高いので、リストをカスタマイズする際にはそれらに焦点を当てましょう。

ぜひRirekisho.jpのリソースをお使い下さい。 ビルダーツール、レイアウト履歴書テンプレート、そしてこのガイドを活用して、次の素晴らしい仕事に就きましょう！