薬剤師 履歴書の例と書き方ガイド

薬剤師の履歴書の書き方

以下の項目は、職業に関係なくほとんどの履歴書の必須項目です。

• ヘッダー
• サマリー
• 職務経歴セクション
• 学歴セクション
• スキルセクション

各セクションにはそれぞれの目的があり、見開き1ページ以内にまとめる必要があります。後ほど、これらの個々の履歴書のセクションを順を追って詳しく見ていきます。

履歴書のヘッダー：目にとめてもらうための処方箋

薬剤師の履歴書は、プロフェッショナリズムを表現し、読みたくなるようなデザインにしましょう。名前、職業、連絡先を表示した特徴的なヘッダーは、あなたの提出した書類が他の人のものから際立つことを保証するベストな方法です。また、採用担当者が面接などの次のステップに進む際に、フォローしやすくなります。

また、履歴書のデザインを統一することで、視覚的にも魅力的な応募書類を作成することができますので、わずかな手間を惜しまないでください。

履歴書のサマリー例： プロフェッショナルな自己紹介文

履歴書で採用担当者が連絡先情報の後に最初に目にするのは、プロフィールや自己紹介文としても知られる「サマリー」です。ここでは、自分の専門的なスキルや情熱を紹介することで、自分自身を最大限にアピールします。

控えめになりすぎず、自分の実績、これまでの貢献、資質などに自信を持ちましょう。あなたが素晴らしい求職者として自分をアピールしなければ、他の誰もあなたをアピールできません。

以下は、自分用にカスタマイズできる薬剤師の履歴書のサマリー例です。

履歴書の職務経歴の例： あなたの経験を一目でわかってもらうためには

これは、あなたがどこで働いてきたかだけでなく、何を達成したかを採用担当者に伝える箇所です。薬剤師の求職者として、この分野での採用実績があることが望まれます。しかし、あなたの経験の広さにかかわらず、採用担当者の注意を素早く引くことが重要となります。 

このセクションでは勤務先を記載する必要があります。グローバルスタイルの 履歴書では逆時系列に、日本式の履歴書では時系列にこれまでの職務経歴を記載することが必要です。さらに、各勤務先の見出しの下に、あなたの業績、貢献、プロジェクト、事実や数字を強調する箇条書きを追加する必要があります。

新卒者やまだ勉強中の人は、インターンシップや関連する経験があれば必ず記載しましょう。場合によっては、全く関係のない分野での職務経験も、あなたの信頼性、経験の広さ、人間力をアピールするのに役立つかもしれません。

以下、薬剤師の職務経歴セクションの例をご紹介しますので、参考にしてください。

履歴書の学歴例

履歴書のこのセクションは、薬剤師にとってかなり簡単なもののはずです。この仕事に必要な学歴と資格を、グローバルタイプの履歴書では逆時系列に、日本式の履歴書では時系列に記載していきます。

一部の薬剤師は、さらなる研究のために博士課程に進んだり、薬理学の進歩に対応するために、継続教育コースを受講する人も多くいます。そういった上位課程の内容は、もちろん履歴書に記載します。

以下は、薬剤師の履歴書の例から、教育のセクションをご紹介します。

履歴書のスキル例： あなたの素晴らしさは何ですか

技術的な能力のハードスキルと、人と接するソフトスキルの両方をアピールしてください。薬剤師にとって重要なスキルの中には、先に述べた履歴書の必須項目のどれにもうまく当てはまらないものがあります。そこで、スキルセクションの出番です。

日本語が苦手な外国人患者にも対応できるような英語や中国語などの外国語を話せますか？薬局の運営に役立つビジネスマネジメントの専門知識をお持ちですか？電子カルテシステムを使いこなすためのコンピュータスキルはありますか？これらは全て記載する価値があるものです。

アメリカの賃金管理会社payscale.comによると、薬剤師にとって最も重要なスキルとその給与への影響は以下の通りです。こちらはアメリカの例となりますが、日本でも十分にあてはまる内容となっています。

• 業務管理 +8%
• 長期ケア +4%
• 臨床教育 +4%
• 患者さんへのカウンセリング +3%
• 口頭／口頭でのコミュニケーション +3%
• 腫瘍学: +3%
• 小売薬局: +2%
• 病院教育: +2%
• 薬物療法: +2%
• 通信販売薬局 +2%

また、コミュニケーション能力など、患者や同僚と接する際の対人関係スキルも見逃せません。薬剤師は患者さんとうまく接し、アレルギーの有無を確認し、薬の飲み方と時間を説明し、さらに、副作用があればどうすればいいかをアドバイスする必要があります。履歴書のサマリーとは異なり、スキルセクションでは自分が得意とすることを少し自慢することができます。一般的に、履歴書の中で最も小さく、最も簡潔なセクションの一つですが、ここに記載することで、あなたが応募者の中で最も目を引き、トップに立つことにつながるかもしれません。

アメリカ合衆国労働省労働統計局によると、薬剤師にとって最も重要な資質は以下の通りです。

• 分析スキル
• コミュニケーション能力
• コンピュータスキル
• 詳細指向
• 管理能力

薬剤師の履歴書から、以下のスキルリストの例をご確認ください。