準備と練習をすることで緊張をほぐし、自信と落ち着きを持って次のオンライン面接に臨むことができます。オンライン面接のヒントを参考にしてください。よくあるリモート面接の質問への回答であなたの素晴らしい個性と経験をアピールして、先方の理想とする候補者になることができます。
オンライン就職面接のコツ トップ10
オンライン面接は、職能的な面だけでなく、あなた自身の個性もアピールするものなので、少し複雑になります。またテクノロジーによって、個人的に交渉していくという古くからの伝統がややこしくなっています。そのため、オンライン面接のコツに関するすべてを網羅したガイドをまとめると、一冊の本になってしまうかもしれません。とはいえ、次のオンライン面接で成功するための面接のコツのトップ10は以下の通りです。
1. 背景を整える
オンライン面接において、採用担当者はあなたの背景を含め、画面に映るすべてのものを処理していきます。乱れた寝室、散らかったキッチン、友人や家族でいっぱいのリビングルームは、あなたがアピールしたいところ全てから採用担当者の気をそらしてしまいます。 白い壁は何もないよりはいいのですが、できることならプロらしく見える背景を用意しましょう。本棚や観葉植物、素敵な絵画などは、オンライン面接のためのプロフェッショナルさを感じさせる背景となります。
2. 映りの構図を決める
クリエイティブな人にも、きちんとした論理的な人にも使えるオンライン面接のコツは、オンライン面接での映りを機能的なシーンや写真（自分も含めて）として扱うことです。心地よい背景を用意したら、その背景が自分自身と合わせて見映えがするかどうかを再確認します。 ウェブカメラから60センチほど離れた場所に座り、胴体から上が見えるようにします。もし、画面を見下ろすようであれば、ノートパソコンの下に本を置いて、カメラが目の高さになるようにしましょう。
3. 適切な照明計画を立てる
オンライン面接では、背景よりも照明が重要です。採用担当者にあなたの表情を見てもらい、それに対して自然に反応できるようにしたいものです。照明が悪いと、あなたの顔にお世辞にもきれいとは言えない影ができてしまいます。また照明がきついと、あなたが目玉のある幽霊のように見えてしまうことがあります。日中の自然光がベストですが、それが無理な場合は、ウェブカメラの後ろや横に照明を置くと効果的です。また、背後が窓になっていると、自分自身が影のように見えてしまいますので避けましょう。
4. 接続を確認する
インターネット接続の不備や音声の問題は、一発でオンライン面接を成功させるチャンスを台無しにしてしまいます。パソコンでマイクが使えるか、ネットワークがビデオ通話に十分な速度があるかを確認しましょう。緊急時にインターネットのホットスポットを作る必要がある場合に備えて、携帯電話を近くに置いておくとよいでしょう。あるいは、Wi-Fi の強い友人の家で面接をさせてもらえるように頼んでください。オンライン面接がつつがなく行われるよう、できることは何でもしてください。
5. 近くにヘッドホンを置いておく
完全に無音の部屋であれば、ヘッドホンをつけないほうがいいかもしれません。そうでない場合は、ヘッドホンを使用することをお勧めします。ヘッドホンは周囲の雑音を遮断し、面接官が話していることに集中するのに役立ちます。また、オンライン面接に臨む際に必要なものを用意する時に、ノートとペン、履歴書、その他の書類を確認できるように手元に置いておいておくと良いでしょう。
6. オンライン面接での服装
オフィスに出社しないからといって、オンライン面接での服装が何でもいいわけではありません。在宅勤務であっても、真剣に仕事に取り組んでいることを採用担当者にアピールするために、基本は対面型面接のようにスーツを着用します。服装自由とされていても、面接で最もふさわしい服装、つまりスーツ（業界によっては、普段の一日の仕事に適したもう少しカジュアルでも良い場合もありますが）を着用する方が無難です。
7. 面接官とアイコンタクトをとる
自然なアイコンタクトを保つことは、オンライン面接の最も難しいところのひとつですが、非常に重要です。ついつい自分の顔を見てどのように映っているか確認したくなるかもしれませんが、あさっての方向を向いているように見えてしまうので、できるだけ避けた方がよいでしょう。その代わり、相手の表情を読み取り、自然に対応できるように、面接そのものに意識を集中させましょう。
8. 背筋を伸ばして座る
このオンライン面接のコツは些細なことに思えるかもしれませんが、相手から受ける印象だけでなく、自分自身の考え方や雰囲気にも直接影響します。両足を床につけたきちんとした姿勢は、自分の経験に対する自信と信頼性を伝えるのに役立ちます。また、自分の状況をよりコントロールできていると感じることができます。このオンライン面接のコツは、決して体を一切動かさないようにする、ということではありません。ここでの要点は、自分の体を制御することです。 指をつまんだり、そわそわして緊張を伝えたりしないようにしましょう。リラックスした印象を与えるように、自然な呼吸を心がけてください。
9. 自然に振舞う
オンライン面接の堅苦しい雰囲気に惑わされず、自分らしさを大切にしましょう。世間話をしたり、採用担当者に興味を示したり、最後に質問できるように準備しておきます。状況によっては、軽くユーモアをひとつふたつを交えるのもよいですね。例えば、接続に問題があったり、画面に猫が映り込んだりしても、余裕とユーモアをもって対処しましょう。通話の最後には、時間を割いてくれた面接官に心からお礼を言いましょう。
10. テスト通話で練習する（とにかく練習すること！）
オンライン面接のコツとして、練習することは最も価値のある戦術かもしれません。完璧な照明と超高速インターネットを準備して、素晴らしい背景画像を用意しても、オンライン面接のストレスに備える準備ができていなければ、期待通りにはいかないかもしれません。友人や家族に、実際の面接と同じプラットフォームで、同じ時間帯にビデオ電話をかけてもらうように頼みます。そして、質問に自然に答える練習をし、深呼吸をし、立ち止まったりやり直したりする回数を少なくしましょう。習うより慣れろというように、どんなに怖いことでも、練習した分だけ簡単にできるようになるものです。
オンライン面接のよくある質問に対する答え方
オンライン面接では、他の面接では出てこないような質問がいくつか出てくることがあります。 おそらくそれらは重要なことではないかもしれませんが、万が一に備えて準備をしておく必要があります。ここでは、オンライン面接でよく聞かれる質問とその対処法をご紹介します。
在宅勤務の平均的な1日はどのような感じですか？
このオンライン面接の質問は、数年前なら奇妙な質問だったでしょう。しかし今では、適切であるばかりでなく、極めて重要な質問となっています。あなたがオフィスにいない分、採用企業はあなたが仕事時間をどのように過ごしているのか知りたがっています。生産性を向上させた方法など、リモートワークにどのように適応しているかを伝えましょう。
将来はまたオフィスで働きたいと思いますか？
現在、多くの企業がリモートワークの求人を出していますが、その際には、安全が確認された時点で転居するかオフィスに戻ることを想定しています。もし、採用企業がこの条件を提示しているのであれば、このオンライン面接の質問に対して「はい」と答えられるように準備します。もし、そのつもりがなければ、おそらくあなたは適任ではないでしょう。
なぜ当社で働きたいのですか？
おべんちゃらと思われないように、会社や会社の業績を褒めましょう。会社の運営や目標に沿って、あなたの経験の重要な部分を説明します。
5年後のあなたはどうなっていると思いますか？
採用には多額の費用がかかるため、人事担当者はあなたの本音が採用企業に今後もとどまるつもりだということを、ある程度保証してほしいと考えています。 唯一の例外は、店員や接客係のような時給制の仕事で、採用担当者が学生やパートタイマーの扱いに慣れている場合です。
あなたの職歴について教えてください。
このオンライン面接の質問で難しいのは、採用担当者が興味を持つのに十分な情報を提供しつつも、詳細を伝え過ぎないことです。必要に応じて説明を求め（例えば、どこまで遡って話せばいいか）、応募している仕事に最も関連性の高い職種や仕事を選びます。採用担当者があなたの履歴書を暗記しているとは思わないでください。経歴に関して簡単な背景説明をする必要になる場合もあります。
