美容師は、お客様のために完璧な見た目を作り上げることに時間をかけますが、芸術作品に他ならない美容師の履歴書を作成するのにも同様の注意を払う必要があります。
この履歴書ガイドでは、対応する履歴書の例文とともに、以下のトピックを取り上げます。
- 美容師の仕事内容
- 美容師の履歴書の書き方
- 美容師の履歴書に使用するフォーマットの選び方
- 履歴書の各セクションの理解
- それぞれのセクションの書き方 - 具体例と共に
美容師の仕事内容とは?
美容師は、ある分野に特化している場合もあれば、さまざまなサービスを提供する場合もあります。例を挙げると、ヘアスタイルを整えたり、メイクやネイルをしたり、スキンケアサービスを提供したりすることができます。ほとんどの美容師は、これらの分野のうち1つか2つを担当しています。美容師の役割は、自分のスキルと経験を活かして、お客様の良さを引き立たせ、自信を持ってもらうことです。結婚式やテレビ出演など、特別なイベントの前に美容師に相談することが多いようです。
美容師の履歴書の書き方
美容師の履歴書を書く際の最初のステップは、履歴書に含めるべき項目を理解することです。この順序に従えば、履歴書に必要な主要な要素を確実にカバーすることができます。以下がその例です。
- 履歴書のヘッダー
- サマリー
- 職務経歴
- スキル
- 学歴
美容師の履歴書フォーマットの選び方
世界的標準では、履歴書を作成する際に逆時系列形式を使用します。この形式では、あなたの職歴がメインセクションとなり、最も新しい職歴が一番上に位置し、最も古い職歴まで遡ることになります。
この形式から外れるのは、日本の履歴書フォーマットの場合だけです。この場合、学歴、職歴共に時系列に記載します。
履歴書サマリーの例:場面を設定する
美容師であれば、お客様に接する前に適切なセッティングを考えますが、履歴書でもセッティングをする必要があります。履歴書のサマリーは導入部であり、採用担当者にあなたの本質的なスキルや特性がその仕事に適していることを伝える簡単なあらすじです。
その際、「管理」「向上」「貢献」などの動きを表す言葉を含む、インパクトのある文章を2~3個使いましょう。
より多くのお客様に喜んでいただけるよう、美容師としてのスキルアップを続け、お客様のニーズに合わせた提案や 施術を提供していきたいと考えております。また、今回募集のあったポジションでは美容室のマネージメントも任せ ていただけるでとのことですので、これまでの経験を基にメンバーとのチームワークを大切にし、店舗運営に貢献し ていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
職務経歴の例: 道のり
職務経歴のセクションは、読み手を旅に誘うようなものでなければなりません。あなたがどのような能力を持っていて、その職務に関連し、組織にどのような価値を提供できるのか、読み手はここである程度理解することができます。
職責を書き、箇条書きでその職務の主な内容を列挙します。自分の経験を説明する際には、動きを表す言葉が好ましく、また、具体的な成果があればそれも参考になります。例えば、リピーターがいる、エンドの時間に間に合わせる、一日当たり担当するお客様の数が多い、などです。経験を数値化することで、美容師の履歴書は読み手にとってより魅力的なものになります。下記の履歴書の例を参考に、職務経歴セクションを書く際のヒントにしてみてください。
2014年14月 ジュニアスタイリスト 美容室 白い風船
2016年3月 ジュニアスタイリスト 美容室 白い風船
- シャンプー、マッサージを担当。
- カット、パーマ、カラー、トリートメント等のアシスタント業務を担当。
- 美容室内のイベント企画・実施に参加し、集客・売上増加に貢献。
- 店内の清掃、備品管理、在庫管理を行い、店舗運営に貢献。
一身上の都合により退職
2016年4月 ヘアスタイリスト ヘアサロン グッドサンプラス
2020年6月 ヘアスタイリスト ヘアサロン グッドサンプラス
- カット、パーマ、カラー、トリートメント等の施術を担当。
- お客様のライフスタイルに合わせた扱いやすいヘアスタイル、カラーを提案。
- 顧客管理、予約管理、売上管理を行い、売上目標達成15パーセント増に貢献。
- 接客マナー向上の研修を受講し、顧客満足度向上に貢献。
一身上の都合により退職
2020年10月 トップヘアスタイリスト ヘアデザイン アクアライム
2023年4月 トップヘアスタイリスト ヘアデザイン アクアライム
- カット、パーマ、カラー、トリートメント等の施術を担当。
- お客様のライフスタイルに合わせた扱いやすいヘアスタイル、カラーを提案、日常のお手入れ方法も併せて説明。
- 新規顧客の開拓、リピーターの獲得と増加に成功。
- スタッフとのコミュニケーションを大切にし、チームワークを高めることで店舗運営に貢献。
現在に至る
スキルセクションの例: あなたのセールスポイント
美容師としての自分をアピールする場合、将来の雇用主やお客様にとって魅力的な性質に焦点を当てます。履歴書のスキルセクションには、雇用主へのアピールポイントになるような主なスキルを書きます。また、採用管理システムを通過するのに役立つキーワードを強調することもできます。
ハードスキルとソフトスキルの両方を併せて記載します。例えば、美容師の場合、担当する美容分野のスキルが必要ですが、コミュニケーション能力、顧客との信頼関係の構築、複数の予約を一度に管理するなどのソフトスキルも必要です。以下に、応用可能な履歴書のサンプルを掲載しますので、ご確認ください。
私は、お客様に対して丁寧なカウンセリングと施術を心がけ、顧客満足度の向上に努めてまいりました。また、スタッフとのコミュニケーションを大切にし、チームワークを高めることで店舗運営に貢献してしてきました。今後も、お客様のニーズに合わせた高品質なサービスを提供し、美容師としてのスキルアップを目指していきたいと思います。
美容師の履歴書の学歴例
学歴が応募するポジションに関連しているかどうかにかかわらず、学歴専用のセクションを用意する必要があります。 特に美容師の仕事に直接関連する場合は、あなたが修了したトレーニングは役に立ちます。 雇用主は常に、資格を最新の状態に保ち、継続的な能力開発に取り組んでいる求職者に関心を持っています。 学歴セクションの書き方については、以下の履歴書のサンプルをご覧ください。
2006年4月 岡山市立葵南中学校 入学
2009年3月 岡山市立葵南中学校 卒業
2009年4月 岡山県立城西高等学校 普通科 入学
2012年3月 岡山県立城西高等学校 普通科 卒業
2012年4月 岡山ビューティー専門学校 ヘアスタイリストコース 入学
2014年3月 岡山ビューティー専門学校 ヘアスタイリストコース 卒業