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履歴書写真の選び方

3 分で読めます
 履歴書写真の選び方
履歴書の写真はあなたという人を印象付けるのに大きな役割を果たします。履歴書写真の基本を押さえて良い印象を与えましょう。

世界的には履歴書に写真を添付が不要ですが、日本ではまだまだ履歴書への写真の添付が必要な場合が多いです。

日本において履歴書の写真は、本人を確認するための証明写真という位置づけであり、容貌や年齢を確認するものではありません。替え玉の受験を防ぐためということが一番の目的ですが、社会人としての清潔感や身だしなみを確認する、つまり社会のルールを守っていることを伝える側面があることも事実です。

最近の傾向としてLinkedInなどのSNSのアカウントを求める企業も少しずつではありますが、増えてきています。場合によってはSNSを通じて企業からスカウトが来ることもあります。その場合もSNSに掲載された写真を採用担当者が見る可能性があることは、記憶の片隅にとどめておく方がいいでしょう。

もちろん履歴書の写真は基本を守って添付することは最低限のマナーです。しかし、いくら履歴書写真が完璧でも、SNSでモラルに反するような写真、人格を疑われるような写真、人によっては他の企業の就職活動の様子も写真つきで投稿している場合があり、その場合の結果は推して知るべしでしょう。履歴書のみならずSNSの写真にも気をつけましょう。

履歴書写真の基本

履歴書の写真は前述したとおり、本人確認のための要素が第一に来ます。しかし、その一方で同じくらいにあなたという人物の印象を決める大きな要素ともなります。いざ履歴書に添付する写真を準備しようとすると、何から手をつけていいのかと迷う人も多いのではないでしょうか。

まず、履歴書写真の基礎知識をお伝えします。履歴書に添付する写真は基本的には3か月以内に撮影されたものを使用します。一般的なサイズは縦36~40mm、横24~30mmが一般的です。データの場合はテンプレートにサイズが記載されていますので、それに合わせます。紙で提出する際は、写真がはがれてしまった場合のことを考えて、写真の裏にボールペンや油性のペンで名前を記入してから糊付けします。

なお、履歴書写真は写真館で撮影することを強くお勧めします。予算は高くなりますが、予め履歴書用であることを伝えておくと、プロが指定のサイズ内にバランスよく収まるようにしてくれる上に、背景との兼ね合いや光の加減も調整してくれるので、あなたの印象を最大限に良くしてくれる写真を撮影してくれます。時間がないときはスピード写真でもかまいませんが、角度や光のバランスなどを自分で決める必要があるので、場合によっては残念な結果になってしまうかもしれません。ちなみにスマホで自撮りは厳禁です!

また背景色は薄いブルー、薄いグレー、ホワイトがベストでしょう。他の色は履歴書用としては避けておく方が無難です。

また服装は仕事に出かける時のような清潔感のあるフォーマルな服装で、シャツやネクタイの歪みがないようにします。アングルは正面に向かい、姿勢は背筋をピンと張りましょう。この履歴書写真は仕事を得るための写真であることをお忘れなく。

また表情も重要です。口は閉じて軽く微笑む程度に口角を上げます。かといって極端な笑顔は避けましょう。また眼鏡をかけている人はずれていないか確認してください。写真撮影は緊張するので、つい表情が硬くなりがちですが、一度思い切りの笑顔を作った後に力を抜くと、自然な微笑みになります。

する

仕事に行くような服装で写真を撮ります。

撮影はプロのフォトグラファーに依頼しましょう。

背景がニュートラル(ブルー、グレー、ホワイト)であることを確認する。

同じ写真をLinkedInで使用すると統一感が出ます。

しない

お気に入りの自撮り写真を使う - 残念ながらスマホの性能では履歴書の写真撮影は無理です。

濃すぎるメイクや奇抜なヘアスタイルで撮影する。

写真にスペースを取りすぎてしまってバランスが悪い。

顔の表情に極端な感情が出てしまっている。

履歴書写真のさらなるヒント

これまで履歴書写真で押さえておくべき点をご説明しました。反対に避けておく例をお伝えすると、より一層どのような写真が履歴書にふさわしいかはっきりするでしょう。
まず、前髪やサイドの髪が顔にかかっている写真は避けましょう。顔の表情が髪に隠れてしまいます。前髪を流すか分けるかして、サイドの髪は耳にかけるなどをして、自分の顔の表情が見えるようにします。また無造作ヘアはおしゃれですが、履歴書写真としては単なるボサボサヘアに見える可能性があります。髪はしっかり整えましょう。また髪を染めている場合は、ムラになっていると清潔感を損ないますので、きちんと染めなおしておきましょう。
また眼鏡をかけている人は、写真撮影の前にレンズを拭いておきます。

私たちはモデルやタレントではないので、美しく綺麗でスタイリッシュな履歴書写真を撮る必要はありません。かといって、緊張のあまり表情が不自然で目つきが怖くなったり、顎を無意味にひいて表情がこわばってしまっては、せっかくのあなたの良さが半減してしまいます。

緊張しすぎるのを防止するために、ひとりの時に鏡で表情の練習をしておくことをおすすめします。普段から練習しておくと、写真撮影の時も練習通りにすればいいだけですから。またこの表情の練習は面接にも必ず役に立ちます。

履歴書写真についてもう少し

本来履歴書とは、あなたが業務を遂行するのにふさわしい人物かどうかという資質を判断するものです。写真は必要ないのではという意見も確かにあります。その一方で日本ではまだ写真を添付する慣習があり、この慣習はまだ続きそうです。また、前述したように履歴書の写真の第一目的は本人確認です。その一方で、これまでお伝えしたように履歴書写真は固有のルールを守れる、常識のある人だということを示す側面もあるのが事実です。履歴書写真をきちんと撮っていれば、提出書類をしっかり準備できる人、つまり仕事もきちんとしてくれそうな人だという印象を与えることもできるのです。せっかくのあなたの素晴らしい資質が残念な写真で評価を下げないように、基本はしっかりと押さえておきましょう。

履歴書写真は基本ルールを押さえてプロに撮影してもらえば、あなたが社会のルールを守れる人だということを一目で伝えることのできるツールとなります。本来アピールしたいあなたのこれまでの職務経験や人物像の方に注目してもらうのが目的です。履歴書写真で好印象を持ってもらえると、あなたが実際にどんな人物かを知りたいという採用担当者の気を引くこともできます。

これまでお伝えしたルールとコツを守って、あなたの第一印象を良いものとして、次に来る面接のチャンスをつかみましょう。

 

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