総合型選抜式大学入試の履歴書(エントリーシート)を書くための最初のステップは、どんなセクションを含めるべきかを理解することです。には、以下の要素を含める必要があります。ただし、大学指定のエントリーシートがある場合は、そちらを使用して下さい。
あなたは、志望する大学が1つか2つあり、そこに心を決めていますが、他にもいくつか志望校があるのではないでしょうか。それぞれの学校は、あなたの全力を注ぐに値するものであるはずです。つまり、総合型選抜式大学入試の履歴書を各校に合わせたものにするには、しっかりと下調べしておく必要があるのです。学生の構成や、入学後のプログラムでは何に重点を置いているのか、その大学がどんなことで知られているのかを頭に入れておきます。
総合型選抜式大学入試の履歴書は、次のようなものです。
総合型選抜式大学入試のエッセイでは、あなた自身が志望する大学の優秀な候補者であることを念頭に置いて書きますが、履歴書のサマリーは、そのチャンスをもう一つ与えてくれます。エッセイで言いたいことがあっても、500字に収まらなかったということもあるでしょう。履歴書の上部に3〜4行のスペースがあるので、ここでそれを述べるのです!
他の場所で記した情報を繰り返さないようにし、あなたの目標はこの質問に答えることであることを忘れないようにしましょう「あなたは本学の学生集団や学術環境にどのように貢献できますか?」
サマリーのアイデアについては、以下の履歴書例文を参照にしてください。
私は、持続可能な社会の実現に向けて、自分自身ができることを考え、SDGsについて学ぶことに興味を持ちまし た。その中でも私が特に関心を持っているのは、『貧困』です。
SDGsには、地球環境や貧困、人権など、世界中の課題が含まれています。昨年の夏休みにはフードドライブの活動 に参加して、より一層その思いが強くなりました。
私は、責任感が強く、行動力にも自信があると思っています。
持続可能な社会の実現に向けて、自分自身ができることと自分が学びたい分野を総合して考えて、大学でSDGsに関 する研究を深め、社会に貢献できる人材となることを目指しています。私は、経済学部に進学し、経済成長による格 差や貧困解消について研究したいと考えています。また、SDGsに関する実践的な活動にも積極的に参加し、自分の 力で社会課題を解決することに取り組んでいきたいと思います。
総合型選抜式大学入試の履歴書では、学歴セクションをサマリーの直下に移動させることをお勧めします。社会人になってから大学に戻るのでなければ、学歴セクションはあなたの業績のほとんどを占めることになります。授業は仕事上の経験と考え、その授業で行ったプロジェクトや自慢の業績を列挙します。個人的なプロジェクトだけでなく、共同作業のスキルも強調しましょう。課外活動がある場合は、自分の役割とともにここに記載してもよいし、別のセクションを設けてもよいでしょう。
受賞や栄誉がある場合は、ここでも強調するか、履歴書の特定のセクションに記載する必要があります。
下記の履歴書サンプルの学歴セクションの内容をご覧ください。
2012年4月 川越市立越戸小学校 入学
2018年3月 川越市立越戸小学校 卒業
2018年4月 川越市立越戸南中学校 入学
2021年3月 川越市立越戸南中学校 卒業
2021年4月 埼玉県立南浦和高等学校 普通科 入学
2024年3月 埼玉県立南浦和高等学校 普通科 卒業
この例のように優れた総合型選抜式大学入試の履歴書には、ソフトスキルとハードスキルがバランスよく盛り込まれ、個性豊かなな志願者として際立つことができます。志願する大学の入試担当者が求めていると思われる資質を選びましょう。
下記の履歴書サンプルのスキルセクションの内容をご覧ください。
私は、小学生の頃に母が地域のボランティア活動に参加したことをきっかけに 、貧しい環境で育つ子どもたちと出会いました。その経験から、自分ができる ことを増やし、少しでも貢献したいと考えるようになりました。様々なことを 学ぶほど『貧困』の撲滅に貢献したいと思いました。大学での学びや、SDGs に関する活動を通じて、社会に貢献できる知識とスキルを身につけ、自分の能 力を最大限に発揮して、社会課題の解決に取り組みたいと考えています。
もし夏休みや放課後に働いていた場合は、その仕事を記載する場所です。大学側は、あなたが責任感があり、どのように時間を管理しているかを知りたがっています。たとえ、その仕事が雑用であったとしても、週に1日しか働かなかったとしても、アルバイトの経歴を記載しましょう。
職歴がない場合は、学業での経験や実績に重点を置くようにしましょう。
ここでは、高校の授業や課外活動の経験を紹介する履歴書サンプルの内容をご紹介します。
2022年7月 食品振り分け担当 NPO法人 やさしい手
2022年9月 食品振り分け担当 NPO法人 やさしい手