ビジネスパーソン 履歴書の例と書き方ガイド

ビジネスパーソンの履歴書の書き方

優れた企業には、目標を達成するための仕組みや構造があり、それにより批判的な思考や問題の解決が容易になります。ビジネスパーソンの履歴書では、すべての履歴書に共通する要素を使用することで、仕組み・構造に従って行動する能力を真正面から証明することができるのです。

ビジネスパーソンの履歴書には、次のような標準的な要素を含める必要があります。

• サマリー（別名プロフィール、自己紹介文とも言います）
• 職務経歴セクション
• スキルセクション
• 学歴セクション

履歴書のサマリー例

ビジネスパーソンの履歴書サマリーを、企業人としての自分に磨きをかける機会と捉えましょう。あなたの経験や職業上の資質の核心に迫り、考えうる質問に答えておきましょう。その質問とは「あなたはビジネスにどんな価値をもたらすのでしょうか」「なぜあなたを雇うべきなのでしょうか 」といったものです。

特にマーケティングや営業職を希望する場合は、自分自身や自分のスキルを売り込むことで、相手に影響を与えられることを証明する必要があります。自分の最大の功績を強調し、仕事のスタイルやビジネス哲学を説明するのです。なぜこの特定の職種に応募することにしたのか、その理由の文章を付け加えましょう。

このセクションはわずか数行ほどですが、面接を受けられるかどうかの大きな違いになることがあります。

履歴書の職務経歴の例

ビジネスパーソンの 履歴書の職務経歴セクションは、あなたのキャリアアップの度合いや、持っているスキルをどのように応用し、新しいスキルを習得してきたかを採用先企業に見てもらう絶好の機会です。このセクションは、あなたがどのようにしてこういったキャリアに至ったかを詳細に説明するところです。

このセクションは、スペースを節約するために箇条書きで書くのが一般的です。各項目は、具体的にどんな業務を行ったかがすぐに分かる言葉を使い、その後に行動の結果を続けます。目標はキャリアアップのストーリーを提示することなので、上位職の基本的な職責は省き、直面した課題の克服に成功した箇所に焦点を当てます。できるだけ多くのデータと詳細を用いて主張を裏付け、成功の具体的な証拠を提示しましょう。新卒の方は、以下の専門家のアドバイスをご覧ください。

履歴書のスキル例

ビジネスパーソンのスキルセクションは、その職務に適したあなたの最高の資質を表すスナップショットのようなものだと考えてください。このセクションは、単純なセクションとは異なり、採用側企業が求めるスキルを直接狙った、厳選されたリストとなります。

求人情報を分析し、そのポジションが必要とするすべてのスキルを記録します。次に、履歴書のこの部分の4～7個の項目と自分の持っているスキルとを一致させます。多くの応募者は、自分のスキルをリストアップするだけでなく、ランク付けすることを選択します。その場合は、自分が熟練しているスキルや専門家であるスキルのみを記載するようにしましょう。

ハーバード・ビジネス・スクールでは、ビジネスプロフェッショナルに必要な10のスキルとして、以下のものを挙げています。

1. 経済学への理解
2. エモーショナル・インテリジェンス（感情的知性）
3. ネットワーキング
4. リーダーシップ
5. 経営管理
6. プロジェクト管理、企画、組織化
7. 財務管理
8. コミュニケーションとネゴシエーション（交渉力）
9. 財務会計
10. データ分析

また、職務経歴セクションやサマリーセクションでは、これらの特性を説明するように心がけ、スキルセクションの内容をより充実させるようにしましょう。

履歴書の学歴例 

多くのビジネスパーソンは、経営学や関連分野の学部を卒業していますが、一概にそうとは言えません。何を専攻していたとしても、学歴セクションがなければビジネスパーソンの履歴書は完成しません。

MBAや博士号を持っている場合は、それを必ず記載します。また、どちらか一方に該当する場合は、高校時代の経歴を記載する必要はありません。また、大学新卒の場合はGPAが3.5以上の場合のみ関係します。まだ在学中であれば、卒業予定年月を記載します。

このセクションで考慮すべきその他の項目は、あなたが獲得した業界での賞や栄誉です。複数ある場合は、これらの業績を強調するために別のセクションを作ってもよいでしょう。