大人になると、人生でやるべき大きなことの多くはついつい後回しにされがちです。どんな学校に行くか、誰と結婚するか、子供を持つかどうか、どこに住むか、などなど。これらのことはひとまず置いておきましょう。でも、あなたが選んだキャリアはどうでしょうか?このことは早いうちに決めなければなりません。では、人生の後半になってから、転職する時期が来たと判断するにはどうしたらいいのでしょうか?
このガイドでは、キャリアを変えるとはどういうことか、適切な時期かどうかの判断の仕方、メリットは何か、新しいキャリアに挑戦するのに遅すぎることはないのか、などを探っていきます。
はい、良い時期と言えます。失業率は低くなっている、ということは有効求人倍率は高くなっています。多くの人が、不満のある仕事から逃げ出したいと考えているのです。つまり、企業は労働者を引きつけ維持するためにもっと努力する必要があり、採用担当者は職歴のおける空白期間をいぶかしむ可能性が低くなるということです。
今の仕事にもう十分だと感じているなら、次のステップは、同じ業界で新しい仕事を探す時期か、新しいキャリアを追求する時期かを決めることです。
以下のポイントのどれかに赤信号がともったら、転職が最善かもしれないというサインです。これらのポイントがすべて当てはまるなら、あなたは紛れもなく間違った職業に就いています。
平均的な人は、生涯で9万時間を仕事に費やすと言われています。うんざりしながらその時間を過ごすには相当な時間です。
最後に昇進したのはいつですか?新しいスキルに関してはどうでしょうか-定期的に新しいことを学んでいますか?
お金がすべてではありませんが、自分がしている仕事には正当な報酬が与えられるべきです。最低賃金法を満たすための昇給は当然ですが、昇給は会社での役割や勤続年数に見合ったものであるべきです。
あなたの従事している職業の給与額の目安については、政府統計の窓口 e-stat の賃金構造基本統計調査のデータをご覧ください。
見返りがほとんどないまま、余計な仕事や長時間労働を要求されるのは、企業があなたにそうさせるのが当然だと思っている証拠です。時々、夜遅くまで残ったり、週末に働いたりすることは問題ありませんが、残業代をもらっていたり、仕事に熱中している場合は特にその傾向があります。
もしあなたがウェブ開発者の訓練を受けているのに、生活費のために箱詰め作業をしているとしたら、才能を無駄にしています。
もし勤めている会社が苦境に立たされているなら、現場にもその兆候があるはずです。
勤めている会社が苦境に立たされているのは、あなたが身を置いている業界そのものが低迷していることが理由だとしたら、今こそキャリアチェンジの絶好のチャンスかもしれません。
多くの人は仕事を辞めるのではなく、ひどい上司から去るのです。あなたが上司が嫌いで、先方も同じ気持ちを同様にもっていると感じると、仕事が嫌いになり、本来のパフォーマンスも出せなくなるでしょう。
キャリアの燃え尽き症候群は実際にあります。それは「はぁ、今日は仕事が手につかない。」という気持ち以上のものです。この症候群はあなたの感情的、肉体的、精神的な幸福に深刻な影響を与える可能性があります。
アメリカ心理学会のデビッド・バラード精神医学博士によると、燃え尽き症候群とは「疲労困憊し、物事への興味がなくなり、その結果仕事のパフォーマンスが低下する期間が長期間続くこと 」とされています。
キャリアの燃え尽き症候群は、以下のようなさまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。
転職に遅すぎるということはありません!あなたが30歳であろうと、40歳であろうと、50歳であろうと、60歳であろうと、誰でも転職に遅すぎるとは言えません。
好きでなくなった仕事にどれだけ長く就いていたとしても、一生その仕事をし続けなくてはならないなんて、誰が言えるでしょうか?
ここまでは、今のキャリアからできるだけ離れたい......場合によっては離れたくない、と思う理由だけに焦点を当ててきました。
しかし、あなた自身にとって転職はどういうことになるのでしょうか?
それは人生を変えるということです。幸いなことに、その決断には価値があります。あなたのキャリアは、意図的に取り組む価値のあるものなのです。
一部の人々が信じさせようとしていることとは反対に、生計をたてるためにしている仕事を楽しむことは可能です。そしてその楽しみの多くは、自分の可能性を実現することから生まれます。あなたは天性のリーダーですが、それを発揮する機会に恵まれていないのかもしれません。あるいは、あなたのデザインに対する目は、開花する機会を待っていたのかもしれません。
今の仕事がある業界の仕事が尻つぼみをしているから転職するということであれば、需要が豊富な業界に入るチャンスです。
最初のキャリアが自分のスキルに最も適しているとは限りません。英紙ガーディアンによると、新卒者の約3人に1人が、就職後の仕事でミスマッチがあるということです。
新しいスキルを学ぶことは、転職の最大のメリットのひとつです。転職が多いことはあまり良い印象を与えませんが、 さまざまな仕事を通じて身につけたスキルは履歴書で、良い印象を与えます。
新しい仕事に就くということは、あなたを刺激し、支え、指導し、教えてくれる新しい人々に出会うということを意味します。また、新しいチームで働くことで、個人的にも職業的にも成長することができ、自分と同じキャリア志向を持たない同僚と働く停滞感から解放されます。
純粋に金銭的な理由で転職することは、おそらく成功への最良の方法ではありませんが、より多くの給料をもらえるのは常に良いことです。